【年の瀬のピアノ】

痺れるような仕事。

晴れやかな会社のクリスマス会の企画。

眠らない麻布での忘年会。

時間が一気に駆け抜けていく。

今日は、そんな時の流れのピッチを戻そうと、
お気に入りのカフェへ。

お馴染みの渋谷のドトール。

ピアノの綺麗な演奏を聞きながら、ローマ人の物語を読む。

ステキな音色と、心地よい時間の流れのリズムに、
つい、うとうと。

ぼんやりした意識の中。

あえてなにもしない、
空白の時間も大切にしよう。

自分を正当化し、瞼を閉じた。