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アラサー営業マンの勉強ブログ。

イノベーションを起こすには遠いところでの知の探索を止めてはならない

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ベンチから見る、夕暮れ時の錦糸公園。
 
今日は会社が指定する休日だったので、仕事は休み。せっかくなので普段しないようなことをしようと考える。ふと、昨日友人からもらった資料を思い出す。そうだ、勉強するか。
 
MBA大学院に通う友人からもらったメモをもとに、イノベーションのさわりの部分を勉強。以下、資料をものすごーくざっくり要約。
 
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イノベーションの第一歩は新しいアイデアを生み出すこと。新しいアイデアを生み出すのに必要なことは、今ある既存の知と、別の既存の知識の組み合わせること。これが最近の一番ベーシックな考え方。
 
欧米では、さらに認知心理科学の考え方を応用してイノベーションを考えている。人間の認知には限界がある。人間は近くのものしか認知できない。そのため、歴史の長い組織や、外からの情報をシャットアウトしているような組織では、イノベーションは出てこない。そういう場合は、なるべく自分たちから遠く離れた、幅広い知を組み合わせることが大事。
 
自分からなるべく遠く離れた知の探索が大事。トヨタ生産システムは、大野さんがアメリカのスーパーマーケットの人とモノの流れを自動車生産に組み合わせた。ツタヤのマスダさんは、消費者金融のモデルからCDレンタルを組み合わせることを思いついた。自分からちょっと離れた興味のあることを、自分の持っているビジネスと組み合わせる。
 
個人レベルでは、どんなタイプの人間がイノベーションを起こしたり、パフォーマンスが上がりやすいか。それは、関係性の薄い、弱い人脈のネットワークをたくさん持っている人。人脈は情報をとることができる。薄いネットワークは簡単に作りやすい。また、遠くまで伸ばしやすい。遠くの人が流す情報が簡単に流れてきやすくなる。知の探索をするためには、弱い薄い人脈の方が有効である。弱い人脈を持っている方が創造性を高めやすいという研究結果も。
 
一方で、創造的なアイデアを実行的に移すのに必要なのは、強い人脈。なぜなら合意形成をしっかりして、巻き込んでいくことが必要になるためだ。稟議書を上げて通すためには強い人脈が必要。外ではチャラチャラして、中ではきっちり政治ができる人。もしくは役割で分けてあげることが必要。
 
ネットワークの中でもっとも得をするポジションの人は、島と島のハブになること。これを「人脈の構造的な隙間」という。情報を流したり止めたり、自由にコントロールすることができるため。イノベーションを起こせる人は、構造的な隙間にポジションを置いている人が多い。
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まとめると、既存の枠の中だけの考え方だけでは厳しいから、視野を広げてフットワーク軽くして外から知識を持ってきて、新しい組み合わせを作りましょうって話かな。あとはもう、どれが上手くいくか全くわからないから、たくさん試してみるしかないよね。
 
そんな中、ちょうど新しいサービスのVALUがプチブームになっていて、VALU上で疎遠になった友人を見つけた。ちょうどビットコインも試したいと思っていたので、ビットコインをちょびっと購入して、友人のVALUを買って応援してみた。すると、facebook上でやりとりが生まれて、友人がオーナーをやってるMusic Barに遊びに行くことになった。おお。なんだか良い兆しだ。
 
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なんにせよ、新しい挑戦や、新しいorより深い人との関係性を育むことがらできるものに、もう少しリソースを当ててみようと思う。最近、仲の良い人と同じことばっかりしていた。それはそれで楽で良いんだけど、本当に自分が得たいものは得られないかなと、夜な夜な必死に大学院で勉強する友人の姿を思い浮かべてふと思った。