【全盲のピアニスト 辻井信行さん】
鳥肌全開。
正直、クラシックやピアノのことはよくわからないけれど、
辻井さんの演奏を聞いていると、こみ上げてくるものがある。
生まれてからずっと全盲という障害を乗り越え、
ピアニストとしての高みへ上りつめた辻井さん。
クライバーンでのコンサート後に見せる、辻井さんのお辞儀にとても好感をもった。
芸術的な演奏に、会場は割れんばかりのスタンディングオベーション。
終わらない拍手の中、辻井さんは客席に向かって何度も何度もお辞儀をする。
その背中は、決して姿勢がいいとはいえないけれど、
着飾ることをまったくしない、ありのままの辻井さんがにじみ出ていた。
日本人らしく背中が丸まり、謙虚で、満面の笑顔。
ステキな音色を奏でている演奏中や、割れんばかりの拍手の中、
辻井さんの頭の中には、どんなシーンが流れているのだろうか。
何かのドキュメントで、誰かが言ってた。
命の重さは、生きる障害に比例する。
そうか。
それでこの演奏は、こんなに心にずっしり響くのか。
背中をぐいと押された気がする。
今週も頑張ろう!!!!