YMD BLOG

アラサー営業マンの勉強ブログ。

【ミラノ〜最後の晩餐〜】

更新がものすご〜く遅れております。
本当に申し訳ありません。
このままでは、旅は無事に終わらないでしょう…
いかん。なんとかせねば。
次回までに対応策を考えます!



2/6(金)現地時間
旅行2日目。

予定通りに起床。
ローマinローマoutのプランだったので、ローマを始めとするイタリア観光は
バッファと合わせて後ろで確保する予定だった。
そのため、スタートのイタリアは軽く観光してすぐにスペインへ向かう。
今日は、そのためにまずミラノへ。

がしかし、ロンドンとの時差を考慮に入れていなかったため、
6:30の電車に乗り遅れる…。
ヨーロッパ内でも時差があるんだー。無知な自分にがっかり。
すぐに次の電車を調べると、意外に本数があることが判明。
トーマスクック(ヨーロッパの時刻表一覧本)はけっこうアバウト。
一日の2本しかないはずの電車が1時間に2本づつくらいある。

チケット売り場のおじちゃんには英語が通じない。
頑張って書いて説明。
なんとか伝わる。
ローマ〜ミラノ間のユーロスター
グローバルパスの割引で20ユーロ。
イタリアは鉄道代がお高い。

車内でふと、鍵が一本足りないことに気がつく。
鍵はチェーンにまとめ、ベルトのホルダーに通してからポケットに入れる
という保管をしていた。
かばんにも鍵をかけていたので、頻繁に出し入れする必要があったからだ。
鍵を分散させるのが面倒だったので、家の鍵も同様の保管をしていた。
そう、なくしてしまったのはこの家の鍵だった。

うお〜〜〜。
と、ものすごく凹む。
軽くホームシック。こんなところまで来て、自分は何をしているんだろう。


「大変」になる前の「小変」で手を打たなかった自分に激しく後悔する。

ロンドンのヒースロー空港で、その「小変」があった。
手荷物と身体検査の際に鍵を出したとき、すべてリングから外れてしまっていた。
ただ、ポケットに入れておいたので、鍵はすべてポケットで受け止めれて無事だった。
ここで少しヒヤッとしたのだが、また外れてもポケットでカバーできると
高をくくってしまっていた。

ああ、あのときに対応していれば…。

もう起こってしまったことはしょうがない。
鍵は鍵屋さんを呼べば開けることはできるだろう。
ちょっと高いかもしれないけれど、これぐらいしないと
きっと僕は反省しないだろう。

(帰国したときに鍵を開けてもらうのに、21000円もかかりました…。
みなさんもお気をつけください…。)

日記をつけ、うとうとしているとあっという間に3時間が過ぎ、
電車はミラノへ到着。

駅がとても近代的。美しい。
冷静と情熱の間でも、この駅のシーンが出ていた。
純正があおいを先回りして、ミラノで再開するシーン。
ちょっとじーんとした。

ミラノに着いてすぐ、今日の夜に出発する夜行のチケットを購入し(ここでも言葉の壁に苦労する…)
どでかい荷物を駅に預けて観光に繰り出す。

ミラノの町の中央へは地下鉄で移動。
駅から地上に出るとすぐに、荘厳なドゥオーモに出迎えられる。
圧倒され、じ〜っと眺めていると、ミサンガを山盛り持った黒人が話しかけてくる。

「ミサンガ」関連のトラブルは事前に知っていたので、
手を後ろにまわし、無視するつもりだった。
しかし、敵も対策を考えていたのか、
手ではなく、僕のカバンにミサンガをひっかけてきた。
彼が言うには「それは俺からのプレゼントだ。これでお前の将来はハッピーになる」
ということだったが、怪しい無償のプレゼントはトラブルの元だと判断。
今度は僕が彼のジャンパーの肩にミサンガをひっかけ、逃げる。
むむむ、気をつけねば。

ドゥオーモの上に登りたかったが、あいにくの土砂降りの雨。
ミラノのドゥオーモの屋上には屋根がないので、登ることを断念。
そして、メインに賭けることに。

「最後の晩餐」
見学には予約が必要だが、ネット予約はずっと先までいっぱい。
当日アタックにかけるしかなかった。
ネットでは見れたという人が多かったので、アポなしでトライすることに。

最後の晩餐があるのは、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエという協会。
そこに向かう途中、日本人の女の子の二人組と仲良くなる。
ふじたさんと、まつやまさん。
二人はフランスに交換留学として来ていて、
テスト休みを利用してイタリア旅行をしているのだとか。
ちょうど二人も最後の晩餐を予約なしで見に行くところだったので、三人でいくことに。

教会には観光客が待っていた。
時間管理は非常に厳しく、予約時間の15分まえまでに指定された場所にいなければならない。
遅刻は厳禁。予定時刻になると、前のタームの人と入れ替えで入場できる。
絵の劣化を防止するため、温度・湿度の管理を徹底している。
そのため、一度に見学できるのは15人ほどだった。

幸いにも僕たちは、
「1時間ほど待てば見ることができる」
ということだった。
そこで、三人は一旦協会を出て、カフェで遅めのランチをすることに。
ラザニア・リゾット・パスタを頼み、三人で回し食い。
食事はみんなで食べるとおいし〜♪
中でも魚介系が、いい。
ダシというか、もっとしっかり海の味がする笑
それにしても、こっちに来てちゃんとした食事は初めてかも。
ちゃんと食事とらなきゃね。
食後に本場のカプチーノ
表面のココアパウダーがいい香り。

ふじたさんとまつやさんいわく、
フランスの若者の間では日本の「証明写真」が流行っているらしい。
そう。プリクラ(?)である。
みんなでぎゅうぎゅうに証明写真の機械に入って、
写真をぱしゃっと撮る。日本みたいにお絵かきとか特殊撮影はできないけれど、
手軽さとスピードが受けているらしい。
日本から輸出される文化は、どうしてこういうものばっかりなんだろ。

そうこうしている間に時間が来たので、再び教会へ。
定刻になると、重々しい扉を何度か通り、ついに絵と対面することができた。

第一印象は「パワースポット」だった。
絵について詳しい知識はまったくないのだけれど、
とても強いオーラを絵から感じた。
時の洗礼を受け、今もなお存在するような超一流の芸術作品には、
作り手の魂が宿るのだろうか。
これは、ぜひ何度も見たいなぁと思えるものだった。
そうやって理解を深めていきたい。

ショップで絵葉書を購入。
そうだ、家族へ出そう。

再び中心街に戻り、高級ブランド店が並ぶガッレリアをブラブラ。
すると、ガッレリアの中のさらに中心地にマックを発見。
高級感に溢れている。なんたって、向いのお店はプラダだし。
せっかくなので、ここで食事をすることに。
よくわからないので、目についたセットメニューを頼むことに。
店員さんがちょっと笑っていたが、アジア人が珍しいのかなとスルー。
しかし、箱に入ってきた出てきたマックを席で開けたときに、
その理由がようやくわかった。
あ、これお子様メニューだ。
箱をあけてすぐ、おもちゃが飛び出してきた。
最初は恥ずかしかったが、「ま、いっか。」とすぐに割り切る。
ハンバーガーはいつもの味がした。
世界中いつでもどこでも同じ味を提供することができるマック。
あらためて、マックのすごさを感じる。

夜も更けてきたので、駅に戻り、夜行列車に乗って発車を待つ。
そういえば、夜行列車も初めてだ。
僕がとったチケットはホテルトレインという通常の列車とは違うものだ。
つくりがちょっと豪華になっていて、通常のチケットより割高。
でも乗換なしで国境を越えることができ、乗り過ごすこともない。
僕は一番安いチケットで、リクライニングシートの席だった。
読書灯もあって、本や日記も好きなだけ書ける。
席と席の間にもけっこうゆとりがあって、日本の電車に比べるとけっこういいかも。

この列車でもちょっとした出来事があった。
が、長くなってきたので、次回へと続く。