YMD BLOG

アラサー営業マンの勉強ブログ。

うしろめたいこと

9月14日〜17日にゼミの夏合宿に行ってきた。
僕は合宿係だったので、合宿の準備〜運営で大忙し。
今は合宿を終えて、少し落ち着いている。

合宿中に考えさせられることがあった。

僕の所属するゼミはこてこての会計オタクが集まるゼミ。
ほとんどの人が会計士を目指すゼミ生である。
扱う内容があまりにも専門性が高いため、視野・考え方は若干偏っていた。
でも、みんなとてもいいやつで、楽しいやつらだ。
僕の考え方が変わる前までは、僕もみんなと同じように考えていた。

だからインターンやファミリーを始めてからは、僕はゼミからは距離をとるようになっていた。
いろんな刺激を求めて。自分にない何かを求めて。
事実、そんな生活がとても楽しかった。
大学の中に刺激がなくても、外にそれがあるからいいんだ、と。

合宿中、OBの方々とお話をする機会があった。
今年のゼミ生は30人も入り、今後のゼミのあり方について話した。
そして、そもそもゼミ生そのものの変化について議論が展開された。
特に僕の一つ下ぐらいからは、教育課程が変わり、ゆとり教育世代が始まっている。
「何事に関してもドライだ。興味があることには熱心だが、それ以外にはスルー。
コミュニケーション力の低下。仲間意識の低下。etc・・・。」
僕のゼミには変わり者がとても多い。
中には、このままでは社会人としてやっていけないのではと思ってしまうような人もいる。
しかし、このゼミはそんなところも受け入れ、みんなで指摘し、ともに成長してきた。
特に僕の代はそんな傾向がとても強い。
事実、もめごとは何度かあったものの、目覚しい成長を遂げた人を何度も見てきた。
こんなにすばらしい仲間達に恵まれている。

先ほどの新ゼミ生に対してのクレームが、そっくりそのまま自分の心に突き刺さる。
会計士試験が終わってからというもの、常に新しい刺激を求めていた僕は、
このゼミから距離をとりつつあった。
新しいことが楽しく感じるのは当たり前だ。
一つのことに縛られた自分の失敗も、きっとどこかでひきずっていたのかもしれない。
僕はまた、大事なものを失ってしまうところだった。

合宿中、ゼミの仲間の大切さを実感した。
後輩が入ってきて、僕らの立ち位置も変わる。
これからのゼミと、後輩と、同期の仲間のことを真剣に考えている仲間を見て、
自分のことが恥ずかしくなってしまった。
今までは、自分に都合の悪いものからは、なるべく逃げていた。
もしくは、それを排除しようとしていたため、修正しようという考えがなかった。

昔から、僕はいい仲間とチームに恵まれることが多かった。
でも、そのことに気がつくのは、たいていその仲間やチームと離れてからだ。
今このことに気がつけてよかった。
何もないと自分勝手に決め付けていた大学にだって、僕が知らないいいところもたくさんあるはずだ。

mixiのプロフィールに載せた「自分のテーマ」を再確認した。 
あぶないあぶない。気をつけねば。