YMD BLOG

アラサー営業マンの勉強ブログ。

牢獄

俺の所属していた資格講座がこの試験をもって終了するため、
来年以降のことを考えるため、上級講座のガイダンスに行ってきた。
今年は駄目だったが、会計士の勉強は続けたいと思っていたからだ。

上級講座は社会人もかなりいるため、御茶ノ水の記念館というところで開設されている。
ルールもかなり厳しく、本腰を入れて勉強をしたい人には最適だと思った。
ルールの一部を書き出すと
・必ず朝8時に「出勤」すること
・施設内は私語厳禁
・毎日のスケジュールを提出すること
・3年生は多摩キャンパスで授業がない日は必ず記念館で勉強すること
・管理人が上記のことをチェックする
などなど。思わず軍隊を想像してしまった。
講師陣もかなり個性的な人がそろっている。
ある人はとても切れやすく、ゴミ箱を蹴り、罵声を浴びせ、生徒の胸ぐらをつかんで、殴る蹴る。
実際にその現場を何度か見たことがあるが、とても怖かった。
向こうに通ってる人からすると、これが日常なのだそうだ。
そしてこの組織のトップは官僚のような人だ。
「一般人は歯車だ。お前らはそれを回す側の人間になれ。」
「ここ(記念館)はお前らの牢獄だ。抜け出したければ、死ぬ気で勉強しろ。」
「腐ったみかんはいらない。周りに悪影響を与えるだけだ。」
・・・

たしかに、正論だと思う。
それだけがんばらないと受からない試験だということも、よくわかった。
きっと講師陣のかたがたも、ものすごい苦労してがんばったのだろう。

けれど、今の自分のように他にもやりたいことがあってふらふらしているような人間には、
ここにいてはいけないのではと思った。
ここで残りの大学生活をすごしたら、自分はどうなってしまうのだろう?
考えただけで恐ろしい。
本気で会計士になりたいと思えない今は、外で勉強するほうが、いいのではないか。
この生活をしてしまうと、あまりにも機会損失が大きすぎる。
例えものすごい遠回りになったとしても、今は周りのことも知らなきゃいけないと思うし、知りたい。
そしてやっぱり会計士になりたい!と本気で思ったとき、ここに戻ってきたいと思う。
とにかく今は、ここにいたくないと強く思った。

その反面、大学と提携しているだけはあって、とても安いのだ。
大手予備校と比較すると、10分の1ぐらいだろうか。
自由には必ず責任がともなう。
金銭的な問題には、学生はめっぽう弱い。

ただ、自分を縛っているのがお金の問題だけだとしたら、やはり外に出てみるべきではないだろうか。
とりあえず、社会経験も兼ねてバイトをしたい。

目先の一勝よりも、一生を。
この言葉が、「逃げ」とならないように、少し考えることにした。