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アラサー営業マンの勉強ブログ。

金融機関から創業融資を借りられなかったことからの学び

少し前に、ある金融機関に創業融資の面接に行ってきた。結果は残念だから不可だった。けれど、担当の方からいただいたフィードバックがとても勉強になったので、自戒とこれから融資を受けようと思っている人の参考になればいいなぁと思ったので、記事にする。あらためて文章にまとめると当たり前のことばかりだった。創業期は想いだけが突っ走りがちなので、気をつけなければ。

創業融資の面接で担当者が特に注意して確認するのが、以下の3点。創業融資を受ける人は自分で事業をやったことがない人がほとんど。そこで、これまでの仕事を通じて、応募者がどれだけ強み・集客の基盤・自己資金を少しずつでもいいから積み重ねてきたかをチェックされる。

1.明確なコアコンピタンスがあり、かつそれが自分でコントロールできること
これまでの勤労を通じて、ビジネスにおける強みを社長自身が身につけていること。また、その強みは自分でコントロールできる状態にあること。専門家を雇ってその人頼みで事業を起こすと、雇った人がいなくなっただけで強みがなくなってしまう。強みが持っている人が偉くなり、事業内でのパワーバランスが崩れてしまう。創業時は強みをなるべく他者に依存してはいけない。

2.集客がちゃんとできるのかどうか
例え市場が伸びていて、事業に関連する人脈があったとしても、お客さんの集客に苦戦している事業者が最近はとても多い。集客をどのような戦略で行うのか、または客付けできるサービスやブランド(フランチャイズなど?)のサポートを受けるのか。仮説ベースでもしっかりとした絵を描けているかが問われる。客付けできるビジネスは、それだけで強いと思った。

3.自己資金がどれくらいあるか
100万円が大まかな基準。自分のお給料から少しずつでもお金を貯めているかどうか。応募者を一つの事業体と見たときに、最低限の資金繰りができているかどうか。また、借入がないかどうか。

ゼロベースからの一発逆転狙いは、周り人を巻き込むことが難しい。知恵と顧客思考と自己資金の小さな積み重ねが信頼残高となり、融資などの周りからの協力を得られるようになる、と学んだ。

僕は日々の小さな積み重ねを軽んじていた。しっかり反省し、あらためて再スタートを切りたい。