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アラサー営業マンの勉強ブログ。

ほとんどの読書は現実逃避

同居人とお茶をしていて、読書の話しになった。お互いに読書は好きで、ビジネス書をよく読む。ただ、その場でモチベーションは一時的に上がるが、それ以外に役に立っていない、というのがお互いの共通の悩みだった。

読書をして知識を得ただけで、自己満足にひたっているのではないか、というのが僕らが出した原因の仮説だった。僕らは本を読んで「その気」になっただけで満足してしまっていた。自分では一生懸命勉強しているつもりだった。でも、あくまで「つもり」だった。だから、読書は単なる消費活動になっていて、現実逃避に近いものだったと思う。そして、その内容は3日後には忘れ始め、一ヶ月もたてばほぼ忘れているだろう。読書の意味が全くない。

では、読書から学ぶためには、どう活用すべきかを考えた。いくつか出た答えで一番良いなと思ったのは、「自分の経験にすること」だった。僕はあまり考える力が強くないので、経験(特に失敗した)からしか学べない。経験からの学びも不十分なときもあるほどだ。だから、読書も経験に変えれば、学べるのではないかと考えた。読書した時点では、そこから得た情報は知識に過ぎない。自分の頭で考える余地はなく、身体を動かした結果のフィードバックも何もない。なので、本から学んだ内容を小さく細分化して、日々の中で行動して経験に変えていく。知識が経験になれば、自分の頭で考えるきっかけが生まれ、成功しても失敗しても前に進むことができる。そして、忘れにくくなるというおまけ付き。

ただ楽しむための読書なら、何も考えなくてもいいと思う。けれど、読書を通して勉強したいと思うなら、工夫が必要だ。そこで、僕らは読書から学んだ内容を今日から実行できるレベルにまで細分化して、トライ&エラーをする、という結論になった。読書の量は減ったとしても、読書からの行動→経験化はしっかりやっていきたい。