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【書評】日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

「日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。」を読みました。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

  • 作者:太田英基
  • 出版社/メーカー:いろは出版
  • 発売日:2013年4月24日
  • フォーマット:新書

著者である太田さんは大学の先輩であるため、
僕は一方的な親近感を持っていました。
また、前著の「フィリピン超格安英語留学」がとても良かったので、
太田さんの新作が出たことをTwitterで知りすぐに手に取りました。

この本は、世界を舞台に働くことの可能性を感じさせてくれます。
日本では「グローバル」という言葉はマイナスの意味で使われることが多いです。
しかしこの本では、世界で働くことのポジティブな面にフォーカスし、
ワクワク、ドキドキするようなエピソードが溢れています。

著者の太田さんは世界一周旅行を経験しています。
その旅行中に、世界で働く日本人を訪ね、
インタビューした内容が本にまとめられています。
世界で働く日本人の情報はなかなか入って来ないため、
インタビュー記事は自分の視野を広げてくれました。

特に印象に残ったところのは以下の3点です。

本当にグローバルに動いているビジネスマンは、
良いアイデアを思いついたら、
それがどこで求められているのかをまず考えるんだ。

日本人は優秀ではないということです。
例えば、国民の平均点を算出すると日本人は優秀かもしれません。
ただ、グローバルに仕事をする場合は、
外国人がパートナーであってもライバルになったとしても、
平均点同士の争いではないのです。
各国の優秀層がビジネスの相手になるでしょう。
それは、先進国においてというわけではなく、新興国が相手でも同じです。

自分は「○○の組織に勤めている」といった自分の中身の説明に繋がらない点は、
あまり人の評価において重要ではなくなってくると思います。
「自分の専門分野は○○で、今それを求められているのはアジアorアフリカです。
なので、しばらくの期間はアジアorアフリカにいます」といったことが気軽に言えること。


この3点から学んだことは、世界で働く人たちの考え方です。
日本の常識は世界の非常識と言われるように、
世界で働くためには世界の考え方を身につけなければいけないと感じました。
また、自分の中に世界と日本を比較するものさしが少なかったので、
世界から見た日本の新しい側面を知ることもできました。

世界に出て働くことに興味がある人はもちろん、
世界に興味がない人にこそ読んでもらいたい、
全ての人にお勧めできる本です。

最近、書店で本書が平積みされているのをよく見かけます。
書店で見かけましたら、ぜひ手に取ってみてください。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

  • 作者:太田英基
  • 出版社/メーカー:いろは出版
  • 発売日:2013年4月24日
  • フォーマット:新書

起業家を読みました。
読書の感想を以下にまとめます。

起業家

起業家

僕自身が起業を目指し始めたこと、
この本が話題になっていたこと、
本屋で平積みになっていたことなどがきっかけで、
この本を手に取りました。

この本には、起業家がどんなことを考えているのか、
起業家や経営者が必ず闘うことになる、孤独と苦悩、
そして想いが詰まっていました。

巷に溢れるハウツー系や、インパクトがあるエピソードを
集めたビジネス本感覚でこの本を読むと、違和感を感じるかもしれません。
この本は、読み手を選びます。プレイヤー・マネージャー向きではなく、
経営者向きの本だと思いました。

特に印象に残ったところは以下の2点です。

撤退のタイミングが一番難しい。
当事者は絶対に止められない。
社長すら抗えない制度を先に作っておく。
一年半で黒字化しないと撤退。赤字の下限を決めておく。

全ての創造はたった一人の熱狂から始まる。
新しいことを生み出すのは、一人の孤独な熱狂である。

前者は、どうやめるかという問題です。
欧米ではスタートと同じくらいフィニッシュは大事であり、
フィニッシュの仕方が戦略に組み込まれているくらいです。

特に日本は終わらせることに対して罪悪感を感じてしまうようで、
潔く撤退することは文化的にも、当事者的にもとても難しいと考えられます。

しかし、赤字ビジネスを垂れ流しておくことは、
関わっている人達をみな不幸にしてしまいます。
周りに迷惑をかけないためにも、
見込みがないビジネスからの撤退は不可欠です。

文化的な理由、主観が混じって判断が難しい撤退は、
基準を作ってシステム的に対応するという考え方は
素晴らしいと思いました。

後者は、創造の重みを感じました。
僕の周りでも、0から1を創れる人は、
突き抜けた熱狂を持っています。

けれど、どんなものに対しても熱狂を持てる人は少ないでしょう。
自分がやりたいこと、やるべきこと、好きなことなど、
熱狂を持てるものは限られていると僕は思います。

限定された範囲だからこそ、
熱狂のパワーを発揮することができるのではないでしょうか。
僕も熱狂を持てるものを早く見つけなければと思いました。

この本は、起業家や経営者にお勧めです。
また、個人的には芸術家やスポーツ選手など、
自分の道を突き進む人にもお勧めできる本だと思いました。

今なら、Kindle版もダウンロードすることができます。
しかも、紙の新書は1575円なのに対して、
Kindle版は1200円と375円(約24%OFF)もお得です。
ぜひこの機会にお求めください。

起業家

起業家

最後までお読みくださり、ありがとうございます!