YMD BLOG

アラサー営業マンの勉強ブログ。

人を海外へと突き動かすもの

初めて出版記念祝賀会に参加してきた。
今回は3者合同ということもあり、
参加人数が多くとても賑やか。

テーマは海外、特に新興国での起業。
著者達のパネルディスカッションで興味深かったのは、
何が人をグローバル活動へ駆り立てるのか、
ということ。

一つは圧倒的な好奇心。
新しいものや刺激が好きな人は、
自分から積極的に海外に出ようとする傾向がある。
あるある、とうなずく僕。

もう一つは危機感。
最近はとりわけ産油国が危機感が強く、
国全体がグローバルな姿勢にあるという。

産油国は、これまで石油のおかげで潤ってきた。
しかし、いつかは石油が尽きてしまう。
そうなれば、一気に国が衰退することは明らかである。

産油国はその危機感からエネルギー産業を中心に
海外企業の誘致や税制の優遇を積極的に行っている。
最悪の場合を想定し、そうならないように前始末をしようとしている。

人を動かす要素に「危機感」という認識はなかったので、
なるほどーと納得。

日本人は海外思考を持つ人が少ない。
その理由の一つが、この「危機感」なのかもしれない。

島国で言語の壁があり、
終身雇用制度で仕事も守られてきた日本は、
確かに危機感を感じにくいのかもしれない。

恥ずかしながら、僕も危機感を意識して持つことは少なかった。
海外に出るかどうかは別として、
最悪の場合を想定してリスクを正しく認識し、
リスク回避活動を取れるようになりたい。