【未来を予見する5つの法則】
未来を予見する「5つの法則」
〜弁証法的思考で読む「次なる変化」〜
田坂 広志さん
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#minami_11
という講演会に行ってきた。
う〜ん、深い。
この前お会いしたライフネットの出口社長と近い考え方を感じた。
弁証法とは、議論を行って、より高い次元の結論を出すと言う方法論のこという。
参考⇒Yahoo!知恵袋
人や社会の本質を「矛盾」と考え、選択肢以外の新しい考えを導く。
たとえば、僕たち人間は、必ず死ぬということをわかっていながら、
それをこわがりながら生きるという大きな矛盾を抱えていきている。
さまざまな矛盾が複雑に絡み合い、複雑化すればするほど、
それはまるで、あたかも生命であるかのように予測不可能な動きをする。
そんな難解なものは、はやりのロジカルシンキングでは、
すべてのことに対して論理的に本質を理解することは難しい。
そこで、弁証法を用いて、大局観を養うことが大事。
賛成のA案と反対のB案のどちらかに割り切ってはならない。
割り切りは、一種の心の弱さだ。
両立、あるいは、AとBの枠を超えた考え方をしなければ
イノベーションは起こらない。
私たちはこれまでずっと「前史」の時代を歩んできた。
私たちが抱える矛盾・そしてたくさんの問題を解決するべくきっかけが
ここ最近多く現れてきた。
人類の「本史」は、まさにこれから始まろうとしているのである。
P.S.
印象に残った言葉。
不登校の児童が学校に通うことができるようになるように、
日々カウンセリングを続けるある先生の言葉。
「いろんなものが仕組化され、こんなにも世の中は便利になった。
でも、どうして子ども一人を学校に行かせる方法はわからないままなんだ。」