【時間投資!やらないことを決定せよ】
「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」 勝間和代著
を読んで思ったこと。
もっとも印象に残った点は
時間管理でもっとも大切なのは、「やらないことを決めること」である。
投資効果を考えた場合、「不必要なことをやめる」というのが、時間
を生み出すのに一番効率のよい方法だ。
時間管理は難しい。お金とは違って可視化しにくいからである。
無形かつ、流れを意図的に止めることができないものであるか
ら、管理しようとしてもするすると指の間を通り抜けていってしまう。
そこで、その時間を定量的・定性的に評価して投資効果という観点
から管理を試みようというのがこの本だ。その具体例として、やらな
いことを決め、浮いた時間を作り出し、投資にまわすという方法がある。
たとえば僕は新しいことを見つけると、次々と手をだして、時間が
足りなくなってはすぐにパンクする。これは有限である時間という資
源に対し、無限にある投資対象に片っ端からぶっこもうとする僕の
無謀な考え方のせいである。
効果的に時間を使い成果を出そうと考えるのなら、まずは自分の資
源である時間の投資配分をしっかり見直し、投資先のポートフォリオ
(組み合わせ)を考えた上で、劣後順位の高いものは切り捨てること
がもっとも重要なのだろう。
こうした時間についての考え方は、年をとっていくほど積み重なって
いくため、早めに対策をうっておいたほうが、自由に時間を使えるよ
うになるだろう。これらの点に関しては、お金と時間は同じことが言
える。
考え方や適切な知識があれば、お金や時間は人生を豊かにしてく
れるステキなツールとなりえるのではないかと、ふと思った。