【キャンドルナイト@吉祥寺】
ここ数日、大小さまざまなキャンドルナイトを回ってきた。
そんな中で、気がついたことが数点ある。
キャンドルナイトは地域に根付いたイベントであることが多い。
規模が小さければ小さいほど、そこでの繋がりが密になる。
学生も十分楽しめるが、社会人の方がショックを受けることが多い。
昨晩は吉祥寺の井の頭公園へ行ってきた。
昨日はあいにくの天気だったが、屋根のあるわずかなスペースで、
ご夫婦がよりそうように、キャンドルを立てていた。
このご夫婦が主催のキャンドルナイト。
地元で小さな活動をこつこつ続けていらっしゃる素敵な方々だった。
小さな民族楽器を並べてみんなでいじってみたり、
絵本の読み聞かせをしてくれたり、
奥さんのお手製のバナナのパウンドケーキをふるまってくださったり、
スローな素敵な時間がそこには流れていた。
お隣に座っていた、主婦(?)の方とお話をした。
その方は、子供のための遊び場や、遊び方のきっかけを地域によりそって創ろう
というNPOを30年も続けていらっしゃる方だった。
そしてご一緒していた娘さんは、僕と同じ大学生で美術系の方だった。
キャンドルや舞台など、彩に溢れた会話を楽しんだ。
帰り道。
知人の社会人の方が思わずため息をついていた。
「普段仕事で忙殺される日々が続き、心にゆとりを持つことを忘れてしまっていた。
今日は、いろいろなことを考えさせられる素敵な日だった。
正味1時間ほどしかいなかったが、あの場ではもっとゆっくり時間が流れていたように感じる。」
ここで生まれた小さな気づきと繋がりは、
またいつかどこかで必ずご縁があるのだろうなと
感じさせるようなものだった。
キャンドルの明かりのように、
ゆらゆらと温かく心に灯っている。