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アラサー営業マンの勉強ブログ。

生物と無生物の間

「生物と無生物の間」
   福岡伸一
 講談社現代新書

生命とは?
という素朴な疑問を生物学の観点からわかりやすく解説する。
とはいえ、最後まで読むのには苦労した。
電車の中で、何度こいつにまぶたを閉じさせられたことか。

それでもこの本は面白かったといえる。
たしかに専門用語も多く、とっつきにくいテーマではあるが、
生命の本質という神秘に迫っていく展開には眼を見張るものがある。
福岡さんの文章がとても上手いのも、またいい。

生命とは動的平衡にある流れである

う〜ん、深い。
僕はこの定義を聞いて、生命に限らず、社会そのものについてもいえるような気がした。
生命が作り出す社会もまた、生命と同質の属性を有しているのではないかと思った。
社会もきっと生きているのだ。