二代目「幸せのセンス」

愛用しているメモ帳を使い切った。
その使い勝手のよさが気に入り、次も同じものを使うことに。

自分の中で、引継ぎの儀式を行う。
毎日使っていた筆箱をある日突然変えるあの感じ。
ひさびさに思い出した。
少し名残惜しい気もするが、
何かいいことがあるんじゃないかと
しばらくはわくわくする時間をすごすことができる。

初代のメモ帳を振り返る。
そこには、考え事、悩み、MTGのメモ、バイトのメモ、ゼミ、思いつき、名言集
などなどが、何の脈絡もなく書かれているように見えた。
しかし、いざこうして見てみると、
今の自分からはそれぞれが何らかの形で結びついていると思った。
それは、僕の好みや考え方のもっと奥にある、根本のところにあるものだろうか。
ただ、これを上手に言語化することができそうにない。
きっと、まだ僕が僕自身を理解しきれていないからだろう。

1ページ目
7/14　「決意」
これからはがんばるぞ的なことが箇条書きで書きなぐってある。

ところが

2ページ目
7/16「それでも・・・」
やっぱり無理・・・的なことがうだうだと書かれている。（笑

そう。
この時期僕はとても不安定な状態にあり、日々ぐらぐらしていた。
それこそ、翌日にはまったく別人のようになってしまうぐらい。
それでも時間が立つにつれ、その振れ幅は収まっていき、一つの方向性にまとまる。

この流れが、メモ帳を見ると怖いぐらい鮮明にわかる。
てんでばらばらに起こっていたことも、一つの細〜い糸でつながる。
ほほ〜なるほど。

このメモ帳を使うようになってから、メモ帳にサブタイトルをつけるようにしている。
二代目のタイトルは「幸せのセンス」。
これはある科学者が言っていた、ぐぐぐっときた言葉だ。

大人になってなにかを追っていると、
途中で最初に追っていたものを見失うことがある。
結果を出さなくちゃ・・・
周りに認められなくちゃ・・・
プライドを守らなくちゃ・・・
いろんなことに埋もれて、自分の原点の気持ちを忘れていると
幸せのセンスを失ってしまうのだ。

初代のメモ帳を振り返り、吟味に吟味を重ねて設定したテーマ。
二代目はこれを引き継ぐ。
ありがとう初代！
ともにがんばろうぞ、二代目！！

左：初代
夏をイメージしてビビッドな色を♪
右：二代目
秋冬を意識し、温かみのある色を♪

ちなみに初代のメモ帳のタイトルは秘密です（笑