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アラサー営業マンの勉強ブログ。

佐々木俊尚さん「レイヤー化する世界」× CiRCUS「リュックサック革

佐々木俊尚さん「レイヤー化する世界」× CiRCUS「リュックサック革命」に行ってきました。イベントの詳細はこちらをご覧ください。

◎サーカスについて
21世紀は世界とつながりつねに移動していく時代であり、「世界に出る」のではなく「世界にいる」感覚を持とうと訴える5人の若者たちによるチーム、CiRCUS。CiRCUSは日本から10,000人の若者が世界に移動しようというムーブメント「リュックサック革命」を呼びかけています。このコンセプトが面白そうだと思ったことが参加した理由です。ちなみにこのイベントを知ったのは、佐々木さんのTwitterでした。

◎参加者
第一部のパネルディスカッションには約120名が参加し、第二部の懇親会にはそのうちの50名が参加した。男女比は9:1で男が圧倒的に多い。年齢層は20代前半の大学生っぽい人が一番多く、4割を占める。開始直前の頃には、仕事帰りのサラリーマンらしき人がどどっと入ってきた。若手社会人もけっこう参加しているようだ。みんなスマホを片手にしている。PCをいじっているのはごくわずか。

◎学び
・アメリカ西海岸から始まったパーソナルコンピュータのムーブメントは、リュックサック革命でそこに住み着いたヒッピーたちから始まった。彼らのなかには、ビルゲイツやスティーブジョブズが含まれていた。
・日本の市場がガラパゴス化しているのは、日本というマーケットが中途半端に大きいから。人口が1.2億いるため、国内だけでも出版やメディアビジネスが成り立つことが原因。
・華僑のインド版、印僑というのもある。世論が作成される公共圏がインドはとても大きくなっている。日本もそうなればいいんじゃないかな。
・海外に出るための心の準備は、英語、仲間を作ること、宣言すること、ハードルを下げること。
・海外を日常化しながら、スリリングを楽しめるかどうか。
・日本は中国化するかもしれない。実は中国は宋の時代にグローバル化がされていて、競争文化だった。日本はグロバーリゼーションにいこうとすると必ず村社会に引き戻されてきた。でも今は村も国も衰退していて、誰も引き戻せない。いよいよ日本もグローバル化への道を進むのではないか。中国の華僑の考え方は、国も市場も信じない。信じるのは自分と自分の仲間のみ。日本もそうなるかも?
これまで日本は、箱の中のお菓子のような生き方をしていた。箱は家族か会社。その箱の中だけで世界は完結していた。これからは、サッカーボールやプリズムのような多面体の生き方が必要。複雑に重なり合ったレイヤーの中で生きることになる。組織は衰退していき、個人が力を持つようになる。その個人が形成するいろいろなコミュニティの中で、私たちはサバイバルしていくことになる。重ねるレイヤーをたくさん持つことが大事。どれか一つでもひっかかれば生きがいを見いだせる。逆にレイヤーが少ない人は、一気に下まで落っこちてしまう。

◎感想
佐々木さんは体調が芳しくないなか、このイベントに参加してくださっていた。直近に入院されていたとのこと。そんな状態でも登壇された佐々木さんの精神力を、とても尊敬しました。佐々木さん、どうかお大事になさってください。

第一部のイベントは登壇者達が一方的に喋るという内容でした。参加者どうしで交流ができるような企画があると、もっと良かったです。

◎結論
イベントで世界に興味がある人との緩い交流は生まれました。友達も何人かできました。世界へ出るための知識も増えました。しかし、今回のイベントで世界が身近になったかというと、そこまではいかないかなというのが正直な感想です。自分で海外へ行き現地の情報を得て、そこから何かを創造しなければ、世界を身近に感じることはできないのかなと思いました。次にこういうイベントに参加するときは、自分も世界で動いている側の人として参加したいです。



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